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2023年天皇杯全日本選手権最終日は12月24日、東京・代々木競技場第2体育館で男女2階級の1回戦から決勝までが行われ、女子59kg級は、オリンピック3度連続出場の望みは断たれたが現役続行を明らかにしている金城梨紗子（サントリー）が昨年に続いて優勝。通算5度目の優勝を遂げた。
男子グレコローマン82kg級は、学生二冠王者（全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権87kg級）の玉岡颯斗（早大）が、決勝でU17世界選手権優勝の吉田泰造（香川・高松北高）に逆転勝ち。高校生の全日本王者達成を阻止して初優勝した。早大の選手が男子グレコローマンを制するのは、2013年の前川勝利（120kg級）以来、10年ぶり。
同級の掛川零恩（早大）が、22日の男子フリースタイル92kg級銀メダルに続いて銅メダルを獲得。同大会の両スタイルでメダルを取ったのは、1973年の吉田光雄（両スタイル100kg級、専大＝プロレスラーの長州力）以来、50年ぶり。
各階級の成績は下記の通り。
▲金城梨紗子は、決勝でグレコローマンのような技を爆発させて快勝、昨年に続く優勝を達成した
男子グレコローマン
【82kg級】＝13選手出場
▼決勝
玉岡颯斗（早大）○［6-4］●吉田泰造（香川・高松北高）
▼3位決定戦
掛川零恩（早大）○［7-3］●山口蓮汰（神奈川大）
澤田夢有人（静岡・飛龍高教）○［不戦勝＝負傷］●屋比久翔平（ALSOK）
▼敗者復活戦
山口蓮汰（神奈川大）○［テクニカルスペリオリティ、1:07=8-0］●竹内遼斗（周南公立大）
澤田夢有人（静岡・飛龍高教）○［テクニカルスペリオリティ、1:56=8-0］●矢作元貴（法大）
▼準決勝
吉田泰造（香川・高松北高）○［テクニカルスペリオリティ、2:30=12-4］●掛川零恩（早大）
玉岡颯斗（早大）○［5-3］●屋比久翔平（ALSOK）
▼２回戦
掛川零恩（早大）○［テクニカルスペリオリティ、2:36=11-2］●岡嶋勇也（警視庁）
吉田泰造（香川・高松北高）○［テクニカルスペリオリティ、1:02=8-0］●山口蓮汰（神奈川大）
玉岡颯斗（早大）○［7-0］●澤田夢有人（静岡・飛龍高教）
屋比久翔平（ALSOK）○［5-1］●谷崎大造（山梨学院大）
▼1回戦
掛川零恩（早大）○［9-7］●大泉宗太郎（国士舘大）
山口蓮汰（神奈川大）○［3-0］●樋口徹心（ALSOK）
吉田泰造（香川・高松北高）○［テクニカルスペリオリティ、0:26=8-0］●竹内遼斗（周南公立大）
玉岡颯斗（早大）○［3-1］●矢作元貴（法大）
谷崎大造（山梨学院大）○［3-1］●川村洋史（自衛隊）
女子
【59kg級】＝15選手
▼決勝
金城梨紗子（サントリー）○［9-2］●永本聖奈（アイシン）
▼3位決定戦
中西美結（至学館大）○［4-1］●岡田純奈（日体大）
德原姫花（自衛隊）○［6-2］●小玉彩天奈（MTX ACADEMY）
▼敗者復活戦
小玉彩天奈（MTX ACADEMY）○［テクニカルスペリオリティ、1:08=10-0］●松本千奈都（兵庫・芦屋学園高）
▼準決勝
永本聖奈（アイシン）○［3-1］●中西美結（至学館大）
金城梨紗子（サントリー）○［8-6］●德原姫花（自衛隊）
▼2回戦
永本聖奈（アイシン）○［フォール、3:22=11-0］●岡田純奈（日体大）
中西美結（至学館大）○［3-0］●吉柴未彩輝（東京・安部学院高教）
金城梨紗子（サントリー）○［フォール、1:03=4-0］●松本千奈都（兵庫・芦屋学園高）
德原姫花（自衛隊）○［4-2］●坂野結衣（警視庁）
▼1回戦
岡田純奈（日体大）○［8-4］●小野こなみ（東京・日体大桜華高）
吉柴未彩輝（東京・安部学院高教）○［テクニカルスペリオリティ、4:12=10-0］●黒木美帆（福岡大）
中西美結（至学館大）○［テクニカルスペリオリティ、1:07=10-0］●横尾真衣（大東大）
金城梨紗子（サントリー）○［テクニカルスペリオリティ、3:32=10-0］●小玉彩天奈（MTX ACADEMY）
松本千奈都（兵庫・芦屋学園高）○［フォール、4:59=5-5］●明石知花（法大）
坂野結衣（警視庁）○［テクニカルスペリオリティ、1:31=10-0］●藤本夏妃（千葉・日体大柏高）
德原姫花（自衛隊）○［テクニカルスペリオリティ、3:17=14-0］●山内奏美（神奈川大）
