新年を控え福井県福井市照手4丁目の湊八幡神社で12月24日、地域の安全などを祈願して大破魔矢がお目見えした。東日本大震災の翌年から毎年、氏子の有志が製作。今回は世界で続く戦争が1日も早く終結し、平和を取り戻す日が来ることも願った。1月7日まで設置する。
有志15人ほどが境内に集まり、長さ5.9メートルの2本の青竹に3カ所の切れ込みを入れた。それぞれに羽根に見立てた長さ1.8メートルの白いアクリル板を取り付け、大破魔矢が完成。拝殿正面の左右に設置した。
嶋﨑豊宮司(78)は「戦争で人の命が軽んじられている。平和が訪れるよう願いたい」と話していた。