福井県福井市の出雲大社福井分院で12月23日、年末恒例となっている大しめ縄の付け替えが行われた。氏子らが新しいしめ縄を神殿正面に取り付け、迎春準備を整えた。
大しめ縄は長さ5.2メートル、幅最大1.3メートル、重さ約800キロで、福井分院によると北陸の神社で最も大きいという。島根県出雲市の出雲大社の大しめ縄を手がける「飯南町注連縄企業組合」(同県)が製作した。
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付け替え作業は福井分院の氏子や職員、同組合の関係者ら約15人が行った。雪が舞う中、「せーの」の掛け声に合わせて高さ5メートルの梁までロープで引っ張り上げた。
神職の森永博紀さん(40)は「青々とした新しいしめ縄を見て、新鮮な気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。