339人分の新型コロナや日本脳炎ワクチンなどが使えず…電気設備の故障で冷凍庫・冷蔵庫がダウン 経年劣化が原因=静岡・河津町

静岡県河津町の保健福祉施設で電気設備が故障し、新型コロナなどのワクチン用の冷凍庫や冷蔵庫で保管温度が保てず、ワクチンが使えなくなるトラブルがありました。

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町によりますと、河津町保健福祉センター(河津町田中)内の高圧受電設備が12月22日から23日にかけて故障し、冷凍庫1台と冷蔵庫2台への電力供給が遮断され、ここに保管していたワクチンが使えなくなったということです。

対象のワクチンは、ファイザー社製新型コロナワクチン49本(294人分)、小児用新型コロナワクチン3本(18人分)、日本脳炎ワクチン26本(26人分)、BCGワクチン1本(1人分)の4種類です。

町によりますと、24日昼、テレビの画像が映らないトラブルがあり、職員が調べたところ高圧受電設備の故障が分かったということです。原因は経年劣化とみられています。また、施設外からの電力供給が止まった場合は、自家発電設備が稼働するシステムでしたが、今回は施設内のトラブルだったため、設備は機能しなかったということです。

新型コロナワクチンについては、町内の希望者のほとんどが接種を終えていて、影響はないということですが今後、接種の希望があれば、近隣の市や町からワクチンを譲り受けて対応する方針です。

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