30代女性が約400万円特殊詐欺被害に!公的機関名乗る男「サイバー保険に入る必要ある」

愛媛県西予市で30代の女性が現金と電子マネー、計380万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

警察によりますと、今月7日頃、西予市に住む30代の医療従事者の女性の携帯電話に知らない男から「あなたの携帯電話がハッキングされ、被害がたくさん出ている」などと電話があり、その後、公的機関を名乗る男からは「あなたの携帯電話がハッキングされたことで3つの会社に被害があり、あなたは訴えられている、訴えを取り下げるために80万円かかる」などと言われました。

さらに、同じ公的機関を名乗る別の男から「あなたの携帯電話のウイルスがまん延して多数の被害者が出ている、被害者の1人は被害額が大きく、300万円のサイバー保険に入る必要がある」などと言われたため、女性は今月15日頃までの間に西予市内の複数のコンビニで電子マネー160万円分を購入してプリペイド番号を伝えたほか、指定された関東方面の住所に現金220万円を宅配便で送ったということです。

女性は同居する家族に相談したことで詐欺に気付き、今月22日、警察に被害届を提出したということです。

警察は、電話で金銭の話になった場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。

© 株式会社あいテレビ