大雪落ち着き、輪島の朝市再開 風評懸念も「ほっとした」

大雪による休止から再開した朝市=25日午前9時半、輪島市内

 大雪に見舞われた輪島市では週明けの25日、朝市が再開し、元気な売り声が響いた。

 昨年も雪で休止を余儀なくされた日はあったが、今年は雪の量が多く、土日の2日間が休止となり、機械による除雪が行われた。

 25日は普段の半分以下となる17軒が軒を連ねた。新鮮な海産物を扱う二木洋子さん(71)は「雪で通りが凸凹でテントを立てられなかった。歩きやすい状態で再開できてほっとした」と話した。

 長野県伊那市から夫婦で輪島を訪れた学校職員春日富士恵さん(52)は「朝市がやっていて良かった」と喜んだ。

 輪島朝市組合の冨水長毅組合長は、市の除雪対応が早く、早期に再開できたとし「大雪が全国ニュースになって風評が懸念される。朝市は年末の31日まで元気にやっているので大勢の観光客に来てもらいたい」と話した。

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