崎山蒼志、デビュー曲から最新曲まで5年間を凝縮した【The Best 2018-2023】オフィシャルレポートが到着

12月22日東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて、シンガーソングライター・崎山蒼志のワンマンライブ【崎山蒼志 The Best 2018-2023】が行われた。以下、本公演のオフィシャルのライブレポートを掲載する。

10代でメジャーデビューを果たしてから、アニメ、映画、ドラマ、CMなどの数多くの楽曲を担当し、キャリアを着実に積み重ねてきた崎山。2023年は、TVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」のエンディングテーマ「燈」でも話題になり、8月にはアルバム『i 触れる SAD UFO』をリリースした。これを引っさげて開催した東名阪クアトロツアー【燈火】を経て、今回の【The Best 2018-2023】が行われた。

本ライブは、崎山蒼志(Vo./Gt.)、渡辺シュンスケ(Key.)、有島コレスケ(Ba.)、GOTO(Dr.)による4ピースのバンド編成で行われた。タイトル通り“ベスト”といえる楽曲を網羅する全23曲(メドレー含む)を演奏し、これまでの崎山のミュージシャンとしての充実度、そして音楽への情熱を強く実感できるものとなった。

ライブは静寂の中、ギターをかき鳴らす「五月雨」からスタート。自身のマスターピースともいえる楽曲とパフォーマンスで一気に会場を沸かせた。

バンドが入ってからはメジャーデビューアルバムの表題曲「find fuse in youth」や「嘘じゃない」、最新アルバム曲の「プレデター」、デジタル配信した「I Don't Wanna Dance in This Squall」など続けざまに披露。

ライブ中盤、崎山のゲスト呼び込みで登場したのは、諭吉佳作/men。数年ぶりに再会した二人が当時の想い出などを語りあう場面も。共作した「むげん・」では、二人のハーモニーに会場中が耳を傾けた。

再びバンドを呼び込んだあとは、リーガルリリーと共作した「過剰/異常」や最新アルバムの表題曲「i 触れる SAD UFO」が披露された。続けて「塔と海」「逆行」「ソフト」のメドレーも飛び出し、バンド編成での「Samidare」もパフォーマンスした。

ライブの後半では「今年自分にとって、とても大切な曲になりました。この曲がきっかけでたくさんの方に聴いて頂けた」と感謝の気持ちをのべて「燈」を披露。伸びやかな歌声と美しいギターのメロディで観客を魅了した。

また、この日リリースされたばかりの新曲「しょうもない夜」を初披露し、ライブもクライマックスに。最後は再びギター1本のパフォーマンスで締めくくり、自身のキャリアのすべてを懸けるような凄みを感じさせ、今後の崎山の活動に期待が膨らむライブとなった。来年も海外ツアーを皮切りに躍動する、崎山蒼志から目が離せない。

photo:木村泰之

◎公演情報
【崎山蒼志 The Best 2018-2023】
2023年12月22日(金) 東京・恵比寿 The Garden Hall

◎セットリスト
01.五月雨
02.Heaven
03.Find fuse in youth
04.嘘じゃない
05.プレデター
06.Undulation
07.I Don't Wanna Dance in This Squall
08.告白
09.夏至
10.24
11.むげん with 諭吉佳作/men
12.過剰/異常
13.i 触れる SAD UFO
14.Pale Pink
15.(メドレー)塔と海-逆行-ソフト
16.Samidare
17.燈
18.しょうもない夜
19.潜水
20.国
EN.舟を漕ぐ

◎公演情報
【Sakiyama Soushi ASIA TOUR 2024】
2024年1月9日(火)台湾・THE WALL LIVE HOUSE
2024年1月11日(木)香港・STUDIO DUPLEX SOHO HOUSE

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