横浜刑務所で285人が食中毒 ウエルシュ菌検出、いずれも軽症

 横浜市は25日、同市港南区の横浜刑務所で食事をした10~80代の受刑者ら285人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち6人の便からウエルシュ菌を検出したと発表した。いずれも軽症で、入院者はいないという。

 市保健所は、刑務所内で調理した20日の昼食か夕食に菌が入っていた可能性があるとみて、所内の調理工場を給食の調理業務の禁止処分とし、詳しい原因を調べている。受刑者が作業の一環として調理していた。

 市によると、21日に刑務所から「20日の夜から体調不良者が100人以上いる」と連絡があった。20日は昼食にチキンカレーや大根サラダなど、夕食に担々ごま鍋、カボチャと小倉あんの煮物などが提供されたという。

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