2023年天皇杯全日本選手権は12月21～24日、東京・代々木競技場第2体育館で行われ、男女30階級の全日本チャンピオンが決まった。
優勝選手の平均年齢は、男子フリースタイルが21.3歳（昨年25.3歳）、女子が22.1歳（同20.8歳）、男子グレコローマンが23.4歳（同23.9歳）。男子フリースタイルは、全日本選手権が年末開催になった1993年以来で最も若い年齢。これまでは2004年の22.8歳が最も若い平均年齢だった。2017年に10階級実施になってから、学生選手が8階級を制したのは初めて。
優勝選手を大学別（学生・OB）で分類すると、日体大が3スタイルで11選手と独走。至学館大が４選手、拓大が3選手で続いた。
出身都道府県別では、東京都が5選手、静岡県が４選手、三重県が3選手。出身クラブで分けると東京・AACCが4選手、静岡・沼津学園ジュニアが3選手と健闘した。
男子フリースタイル65kg級は清岡幸大郎（日体大）が勝ち、女子55kg級は妹の清岡もえ（育英大）が勝った。これまで、兄弟や姉妹で同時優勝した例はあるが、兄妹での同時優勝は初。
各階級の全日本チャンピオンは下記の通り（★はオリンピック予選出場内定選手、☆は代表決定プレーオフへ）。
男子フリースタイル
【57kg級】弓矢健人（日体大）
20歳。三重県出身。三重・いなべクラブ～三重・いなべ総合学園高卒
【61kg級】田南部魁星（日体大）
21歳。東京都出身。東京・六機キッズ～千葉・日体大柏高卒
【65kg級】★清岡幸大郎（日体大）
22歳。高知県出身。高知・高知クラブ～高知・高知南高卒
【70kg級】青柳善の輔（山梨学院大）
21歳。埼玉県出身。東京・AACC～埼玉・埼玉栄高卒
【74kg級】髙橋海大（日体大）
20歳。静岡県出身。静岡・焼津ジュニア～JOCエリートアカデミー／東京・帝京高卒
【79kg級】神谷龍之介（日体大）
19歳。三重県出身。三重・いなべクラブ～三重・いなべ総合学園高卒
【86kg級】★石黒隼士（自衛隊）
24歳。東京都出身。東京・ゴールドキッズ～埼玉・花咲徳栄高～日大卒
【92kg級】三浦哲史（拓大）
20歳。京都府出身。京都・網野町少年教室～京都・網野高卒
【97kg級】★吉田アラシ（日大）
19歳。千葉県出身。千葉・市川コシティ～埼玉・花咲徳栄卒
【125kg級】★山本泰輝（自衛隊）
27歳。 静岡県出身。静岡・沼津学園ジュニア～静岡・飛龍高～拓大卒
女子
【50kg級】吉元玲美那（KeePer技研）
23歳。埼玉県出身。東京・AACC～埼玉・埼玉栄高～至学館大卒
【53kg級】片岡梨乃（早稲田大）
22歳。千葉県出身。千葉・リバーサル千葉・日体大柏高卒
【55kg級】清岡もえ（育英大）
20歳。高知県出身。高知・高知クラブ～高知・高知南高卒
【57kg級】南條早映（東新住建）
24歳。兵庫県出身。大阪・吹田市民教室～JOCエリートアカデミー／東京・安部学院高～至学館大卒
【59kg級】金城梨紗子（サントリー）
29歳。石川県出身。石川・金沢ジュニア～愛知・至学館高～至学館大卒
【62kg級】稲垣柚香（至学館大）
22歳。三重県出身。三重・四日市ジュニア～愛知・至学館高卒
【65kg級】吉武まひろ（日体大）
21歳。長崎県出身。長崎・島原クラブ～長崎・島原高卒
【68kg級】☆尾﨑野乃香（慶大）
20歳。東京都出身。東京・BRAVE～JOCエリートアカデミー／東京・帝京高卒
【72kg級】茂呂綾乃（山梨学院大）
18歳。東京都出身。東京・AACC～東京・安部学院高卒
【76kg級】長島水城（大東大）
22歳。静岡県出身。静岡・沼津学園ジュニア～東京・安部学院高卒
男子グレコローマン
【55kg級】岡本景虎（専大）
22歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山北高～専大卒
【60kg級】稲葉海人（日体大大学院）
24歳。東京都出身。東京・AACC～山梨・韮崎工高～日体大卒
【63kg級】鈴木絢大（レスターホールディングス）
25歳。静岡県出身。静岡・沼津学園ジュニア～静岡・飛龍高～日体大卒
【67kg級】★曽我部京太郎（日体大）
22歳。愛媛県出身。愛媛・今治クラブ～愛媛・今治西高卒
【72kg級】原田真吾（ソネット）
23歳。神奈川県出身。神奈川・釜利谷高～育英大卒
【77kg級】堀北一咲望（日体大）
20歳。兵庫県出身。兵庫・西宮香風高卒
【82kg級】玉岡颯斗（早大）
22歳。群馬県出身。群馬・おおたスポーツアカデミー～群馬・館林高卒
【87kg級】★阪部創（自衛隊）
30歳。和歌山県出身。和歌山・紀北工高～神奈川大卒
【97kg級】★仲里優力（佐賀県スポーツ協会）
23歳。沖縄県出身。沖縄・てだこ道場～沖縄・北部農林高～日体大卒
【130kg級】★奥村総太（自衛隊）
23歳。滋賀県出身。滋賀・栗東高～拓大卒
