<レスリング>【新春記事・予告】パリ・オリンピックへの挑戦! オーストラリア国籍を取得した増田奈千(環太平洋大OG)

It is in your moments of decision that your destiny is shaped(あなたの運命が形作られるのは、あなたが決断する瞬間だ)-。米国の自己啓発作家アンソニー・ロビンズの名言。また、発明王トーマス・エジソンは「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないこと」と言った。挑戦は、人生に必要なこと。挑戦する姿は、いつも美しい。

今、オーストラリアにオリンピックのマットに挑む“日本女性”がいる。日本のレスリング選手では初となる国籍変更を経てオリンピックに挑むのは、増田奈千(ますだ・なち=30歳)。キッズ・レスリングの強豪、大阪・吹田市民教室でレスリングを始め、大阪・堺女子高、環太平洋大を経て、いったんはマットを去った。しかし、心の底にくすぶっていたレスリングへの思いが再燃。新天地でパリのマットを目指している。

オリンピック・イヤーとなる2024年の幕開けは、“日本女子7人目”のパリ・オリンピック代表を目指すとともに、オーストラリアにレスリングを根付かせる希望を持つ増田奈千の挑戦をつづった「挑戦はいつも美しい! オーストラリア国籍を取得し、パリ・オリンピックを目指す増田奈千」を5回続きでお届けします。

▲10月の全日本女子オープン選手権の前に練習を受け入れてもらった至学館大。日豪の両国にサポーターは多くいる!(前列左から3人目)

▲5年前の来日時、“運命”の人ジェシカ(左)を連れて日体大へ練習に出向き、かつてのライバル(?)伊調馨にも再会

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