大谷グラブ、石川に来た

石川県教委に届いた大谷選手からのグラブ=県庁

 米大リーグのドジャースに加入した大谷翔平選手(29)が全国の小学校に寄贈すると発表していたグラブが25日、石川県内に到着した。学校は冬休みのため児童の手元に届くのは年明けとなるが、学校関係者は「早く子どもたちに見せたい」と「大谷サンタ」の贈り物を渡す日を心待ちにした。

 県教委が11月、各市町教委にグラブの受け取りに関するアンケートを行い、全202校と小学部のある12県立学校が希望した。25日は第1弾として小松、加賀、七尾、羽咋、能登、宝達志水、穴水、川北の計8市町に届けられた。

 1校につき、右利き用2個と左利き用1個が配布される予定で、県庁には同日、県立学校分が到着した。受け取りに訪れた県立盲学校の東智津子校長は「子どもたちの喜ぶ顔が楽しみ」と語った。

 グラブは来年3月までに計6万個が約2万校に配送される。

© 株式会社北國新聞社