FIFAがCBFに次期会長選の実施延期を要請…拒否すれば国際大会出場停止の可能性も

[写真:Getty Images]

国際サッカー連盟(FIFA)は25日、エドナルド・ロドリゲス会長が追放されたブラジルサッカー連盟(CBF)に対し、次期会長選挙の実施を待つように要請した。

2022年3月にCBFの会長に就任したエドナルド・ロドリゲス氏だが、その会長選での不正行為が疑われると、ブラジルの裁判所は今月7日に不正行為を認め、同氏を会長職から追放した。この決定は先週、ブラジルの2つの最高裁判所によって正式に認められた。

また、ブラジル最高裁判所は30日以内に新たな選挙を実施するよう求めていた。

この決定に対し、FIFAは25日に声明を発表。CBFに対して次期会長選挙の開催を待つよう要請。これが守られない場合、ブラジル代表とブラジルクラブの国際大会の出場停止処分を科すと警告した。

FIFAは、エドナルド・ロドリゲス会長の退任が決まった7日にも自らの姿勢を明らかにする書簡をCBF側に送付。その際にも、執行委員会のメンバーに対し、彼らの内政が外部からの干渉を受けることになれば、「制裁を科す」ことになると警告していた。

なお、AP通信によれば、FIFAは加盟協会の運営に政府や第三者(今回は地元の司法当局)が干渉することを断固として拒否し続けており、その立場を正当なものとしている。

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