グラミー賞3度の米歌手 牛のコスチュームで9キロも痩せた!声バレ防ぐため女性コスチューム選ぶ

グラミー賞3度の受賞経験を持つシンガーソングライターのニーヨ(44)が、人気テレビ番組『ザ・マスクド・シンガー』のコスチュームで9キロほど痩せたという。このほど、牛のコスチュームを着て出演した番組のシーズン10で優勝したが、その厄介なコスチュームのせいで劇的な変身を遂げたことを明かした。

『エクストラ』の取材でニーヨは、「あの牛のコスチュームは通気性が全くなかったから、20ポンド(約9キロ)も痩せたんだ」と語った。2021年の英版『マスクド・シンガー』では2位を獲得していたニーヨだが、口の開いている部分から目の位置がずれていたため、ステージを動き回らなければならないときは、自分がどこに向かっているのか分からなくて苦労したという。「階段があるパフォーマンスが何度かあって、『みんな、俺が顔から倒れ込んでいってもいいんだな。分かったよ』って感じだったよ」

自身の特徴的な声により「バレてしまう」と確信したニーヨは、「人々を混乱させる」ためわざと女性のコスチュームを選んだという。しかし自身の母親と7人の子どもたちは騙されなかったそうで、「子どもたちも母も、最初のパフォーマンスから俺だと分かっていた」「子どもたちと一緒に座って見ていた。母とも座って見ていたんだ。文字通り、家族のあらゆる世代と共に座って楽しめる番組っていうのが大好きなところだ」

さらに女性のコスチュームを選んだことがパフォーマンスに影響を与えたとして、ピープル誌にこう語った。「自分の枠をちょっとだけ飛び出す機会を与えてくれた。たぶん雄牛だったら、まだ自分として踊っていただろうし、間違いなく俺のように聞こえていただろう。そうならすぐに捕まっちゃうだろうっなって思ったんだ」

さらに「最高に楽しい時間を過ごした」として、こう続けている。「ひと言でいうとすごく楽しかった。ニーヨという自身の枠から飛び出して他の誰かになるのは最高に楽しかった。この経験を純粋に楽しんだし、出来るものならもう1度やってみたいね」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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