「ジャパンカップサイクルロードレース」で経済波及効果が過去最高の31億円 宇都宮市長会見

 2023年10月に宇都宮市で開催した自転車レースの世界大会「ジャパンカップサイクルロードレース」について、宇都宮市の佐藤栄一市長は、12月25日に定例会見で経済波及効果が過去最高の31億円にのぼるなど大きなにぎわいを創出したと発表しました。

 30回目の節目を迎えたジャパンカップサイクルロードレースには、2023年10月13日から15日までの3日間の開催で2022年に比べ4千人ほど多い13万3800人が来場、2日目のクリテリウムには、過去最高の5万5千人が訪れました。

 経済波及効果は、2022年に比べて4億8千800万円ほど多く、過去最高の31億2200万円となりました。

 新型コロナウイルスが5類に移行したことで、初めて訪れた人、リピーターともに2022年よりも増加したことや、栃木県外からの来場者の増加により宿泊費や交通費などの消費単価が増加したことも要因とみられています。

 2024年1月13日と14日には、宇都宮市で7年ぶりとなるシクロクロスの大会も予定されていて、自転車のまち宇都宮を発信していきたいとしています。

 また、LRTライトラインが開業4カ月を迎えることを受け、佐藤市長は「出だしが好調だったのでどう維持するか。数字を上げていきたいと思っている」と述べました。

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