稲佐山スロープカー 利用者50万人突破 長崎の浦頭さんらに記念品

50万人目の記念品を受け取る浦頭さん(右)=長崎稲佐山スロープカー中腹駅

 長崎市の稲佐山公園駐車場と山頂を結ぶ「長崎稲佐山スロープカー」の利用者が25日、50万人を突破した。節目の利用者になった同市の専門学生、浦頭遼茉さん(20)らに記念品が贈られた。
 スロープカーは2020年1月に市が整備。2両編成で約500メートルの距離を約8分で結ぶ。ジャパネットホールディングス(佐世保市)のグループ会社、リージョナルクリエーション長崎(長崎市)が運行している。
 スロープカー中腹駅であったセレモニーで、スロープカーの年間フリーパスが贈られた。初めて乗ったという浦頭さんは「景色が壮大で乗り心地もいい。次は夜景を見るときに利用したい」と喜んだ。
 スロープカーを製作した嘉穂製作所(福岡県飯塚市)の西川達人社長も来場。「コロナ禍でお客さんが来られない時期もあったが、早いペースで達成できてうれしい。思い出作りに一役買っている」と話した。

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