さくら清修高生が描いた「辰」の大掛け軸 さくら・今宮神社に奉納 「不安定な世界情勢も打ち破って」

大掛け軸の前で記念撮影する生徒たち

 【さくら】さくら清修高美術部の生徒が25日、馬場の今宮神社に来年の干支(えと)「辰(たつ)」をデザインした大掛け軸を奉納した。

 例年の恒例行事で、掛け軸は縦約4メートルあり、コイが滝を登る途中に辰へと変化する姿を描いた。制作は1年生12人、2年生6人の計18人が担当し、3週間かけて仕上げた。部員たちは「想像上の生き物で難しかった」と振り返った。

 部長の2年生井佑果(なまいゆうか)さん(17)は「コイが辰に変わるように、さらなる進化の1年にしたい。辰が現れると良い年になるといわれている。不安定な世界情勢も打ち破ってほしい」と期待を込めた。

 金子立(かねこたつ)宮司(55)は「生徒たちの力作から、上昇運を頂いてほしい」と話していた。掛け軸は来年2月3日まで楼門に飾られる予定。

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