ダムの貯水率低下「限りある水資源を大切に」広島県西部でも取水制限へ

広島県の湯崎知事は26日、県内にあるダムの貯水率が低下していることから、こまめな節水を呼びかけました。

広島県 湯崎英彦知事 「節水を心がけ、限りある水資源を大切に使っていただくようお願いします」

広島県内では、例年と比べて雨の少ない状態が続いていて、江の川水系では、11月から取水量を制限しています。

また、県西部と山口県を流れる小瀬川水系でも、ダムの合計貯水率が46.1%(26日午前9時時点)と、平年の6割ほどにとどまっていることから、27日から同様に制限を始めます。

広島県内で対象となるのは、廿日市市・大竹市で、上水道で5%、工業・農業用水で10%ずつ利用が制限されます。

湯崎知事は、感染症予防のため、手洗いなどはしっかり行ったうえで、▽シャワーの水をこまめに減らす。▽水を流したままにしない。▽洗濯物をまとめて洗うなどを呼びかけました。

また、中国地方整備局は、今後も貯水率が下回った場合、さらなる水利用の制限も検討するとしています。

© 株式会社中国放送