一部給付型奨学金を高校生も対象に 交通遺児育英会 会長「返還額を減らす取り組みもしていきたい」

交通遺児育英会の活動を説明する(左から)江副元則広報課長、石橋健一会長、相田一紀募金課長=21日、沖縄タイムス社

 交通遺児育英会の石橋健一会長らが21日、沖縄タイムス社を訪れ、奨学金給付制度の設立を報告し、支援を呼びかけた。奨学生から給付型奨学金の要望が多かったことから2020年度に大学、短大生らを対象に月2万円が返済不要となる一部給付制度を新設。本年度から高校生にも対象を広げている。

 石橋会長は「給付を続けていくためには、育英会の存在を知ってもらうことが重要。卒業後の返還が負担にならないよう、今後は返還額を減らす取り組みもしていきたい」と話した。

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