書に交通安全の願い込め 致遠館高生が事故防止啓発パフォーマンス 佐賀市

完成した作品を披露する致遠館高書道部の生徒=佐賀市のイオンモール佐賀大和

 佐賀市の致遠館高書道部が20日、交通安全をテーマにした書道のパフォーマンスを同市のイオンモール佐賀大和で行った。2年生8人が安全への願いを一文字一文字に込めながら、歩行者やドライバーに事故防止を呼びかける2作品を豪快に揮き毫ごうした。

 一文字ずつ交代しながら音楽に合わせて大胆に筆を動かし、縦1.5メートル、横4.5メートルの和紙に「横断歩道は歩行者優先」「反射材は命のお守り」と書き上げた。

 「命」の文字を担当した部長の眞﨑悠羽(ゆう)さんは「命を大切に、交通ルールを守ってほしいという願いを込めて力強く書いた」と感想を話し、佐賀北署の福田公彦交通課長は「ドライバーも歩行者もどちらにも事故の可能性があることを自分事として考えてほしい」と呼びかけた。

 パフォーマンスは冬の交通安全県民運動に合わせて実施した。(坂本有佐)

音楽に合わせて筆を動かす致遠館高書道部の生徒=佐賀市のイオンモール佐賀大和

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