海田町の死体遺棄事件  広島地裁「法を軽視する態度」38歳女に懲役3年10カ月の実刑判決

広島県海田町で監禁された男性が、現金を奪われ死亡した事件で、逮捕された男女7人のうち、広島地裁は、死体遺棄などの罪に問われた女に懲役3年10カ月の実刑判決を言い渡しました。

38歳の女は、2022年6月海田町の事務所で、ほかの男女6人と共謀し暴行を受けた竹内義博さんから、現金約11万円を奪い、竹内さんの遺体を遺棄した罪などに問われています。

26日の裁判で広島地裁は、強盗の共謀を認めた上で「被害者が負傷して抵抗できない状態を認識しつつ、現金を強取したことは法を軽視する態度で非難されるべき。」と述べました。

また、死体遺棄については「死体の運搬車両を提供した重要な役割を果たしているが、運搬先や方法は知らされておらず関与は従属的。」などとし、懲役3年10カ月の実刑判決を言い渡しました。

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