冬のボーナス4年ぶり90万円台 過去3番目、業績回復を反映

東京・丸の内のオフィス街を行き交う人たち

 経団連が26日発表した大手企業の冬の賞与・一時金(ボーナス)集計によると、平均妥結額は昨冬と比べ1.37%増の90万6413円で、4年ぶりに90万円台となった。現行の集計方法を採用した1981年以降で3番目に高い水準だった。新型コロナウイルス禍が収束し、業績の回復が進んだことを反映したとみられる。

 過去最高額はコロナ前の2019年に記録した95万1411円。

 今年は製造業が2.26%増の93万6428円、非製造業は0.48%減の82万8122円だった。

 業種別では19業種中12業種が昨冬を上回った。増加率が最大だったのは食品の19.92%増で、機械金属、造船が続いた。

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