仏具磨き、真心込めて 金沢・東別院、新年へ向け

仏具を磨く世話方=26日午前10時、金沢市安江町の真宗大谷派金沢別院

 26日の石川県内は寒気の影響で雨の降る所もあった。金沢市安江町の真宗大谷派金沢別院(東別院)では年末恒例の仏具磨きが行われ、世話方9人が新年に向けて真ちゅう製の燭台(しょくだい)や金香炉を磨き上げた。

 世話方は、鶴、亀をあしらった燭台や来年の干支(えと)「辰」をかたどった金香炉の汚れを布と古新聞できれいに拭き取った。

 世話方で毎年参加する南藤誠一さん(74)は「仏具磨きをしないと1年が終わらない」と心を込めて作業を進めた。

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