女子生徒の体に同意なく触る、児童の頬を平手打ち…兵庫県立学校教諭ら5人懲戒処分

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は26日、けがをした女子生徒の同意なく体に触るなどした播磨西地区の県立高校の60代男性教諭を減給10分の1(6カ月)とするなど、計5件の懲戒処分を発表した。

 男性教諭は2022年4月~23年10月ごろ、部活動中に、女子生徒に性的羞恥心を害する発言を繰り返した。22年の夏休みには部活で女子生徒が股関節付近の痛みを訴えた際、同意なくズボンの上からその付近を手で押さえるなどした。

 但馬地区の特別支援学校の男性教諭(57)は23年10月、授業開始後に着席しなかった児童の頰を1回、平手打ちした。「かっとなった」と話しており、減給10分の1(1カ月)とした。

 また、同僚の女性教員に性的な言動を行ったり、女子生徒に「かわいい」という趣旨のメッセージを交流サイト(SNS)で送ったりした播磨西地区の県立高の50代男性教諭を減給10分の1(3カ月)▽教育実習生の女性に性的な発言をした播磨東地区の県立高の30代男性教諭を減給10分の1(1カ月)▽女子生徒と2人で娯楽施設に行くなどした阪神地区の公立中学の20代男性臨時講師を戒告-とした。(久保田麻依子)

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