猫が『イカ耳』になる5つの瞬間とその理由 ネガティブな気持ちになっているサイン?

1.恐怖を感じたとき

まず、「イカ耳」とは、どのような状態のことをいうのでしょう。猫の頭部に付いたふたつの耳が、グイッとえげつない角度で横を向き、まるでイカの耳、つまり「エンペラ」と呼ばれる部分に形が似ていることからこのような呼び方になったと考えられます。まぁ確かに、似てなくはないかもですが…。

細かいことは置いておいて、なぜ猫の耳がイカ状態になってしまうのかを、探っていきましょう!!

突然大きな音が鳴り響いた、飼い主さんが何かを仕掛けようとしてくるなど、猫が恐怖を感じたとき、イカ耳になる場合があります。人間でも、「怖い!」と思ったときはとっさに体に力が入ったり、引いてしまったりするでしょう。

それと同じで、猫も恐怖を感じると思わず、耳が横を向いてしまうのです。耳だけではありません。体全体が縮こまり、目は恐怖に満ち溢れます。

ちょうど今日、筆者は愛猫を連れて病院に行ったのですが、その際、キャリーケースに入れる前に洗濯ネットへ入れました。無事に診察が終わり帰宅した後、ネットを片付けようと手にしたら、また入れられると思ったのか愛猫は体を縮こませ、顔は恐怖にひきつり、まさにイカ耳になり…という現象が。道中とても大人しくしていましたが、もしかしたら身動き出来ないほど怖かったのかもしれません。

このような具合で猫は怖いとイカ耳になるため、もしあなたの愛猫の耳がイカっている場合は何か恐怖を感じていないか、確かめてみてください。

2.警戒中

警戒中の猫も、イカ耳になるようです。よく分からない音がする、どうも危険が迫っている気がするなど、今何が起きているのかと状況を判断するため、耳を横に向けて情報を収集しています。このときの猫は、飼い主さんが声をかけたとしても聞こえていないかも。

不用意に触るなどすると驚かせてしまうかもしれませんので、警戒が解けるまでそっとしておきましょう。秘技?イカ耳リサーチをして何もないと分かれば、いつもの可愛い愛猫へと戻ってくれるはずです。

3.イライラしているとき

イライラしたときにも、耳が横を向いてしまいます。何に対して不満を持っているのか、確認してみてください。飼い主さんが遊んでくれないとか、寝相が悪いとか、おやつをたくさんくれないとか、いろいろな不満が見つかるかも。

猫の要求を全て叶えなければいけないわけではありませんが、必要なことはやってあげてください。また、あまりにイライラが溜まりすぎると、ストレスになってしまい兼ねません。何に不満を持っているのかを、把握しておく必要がありそうです。

4.集中!

集中しているときにも、イカ耳になるとの情報が。

確かにウチの愛猫、この間トイレ中に思いっきりなってました。顔もめちゃくちゃ真剣で、その様子がまた可愛いったら…。トイレ姿まで可愛いなんて、猫ってホントに羨ましい動物ですよね?

その他にも、夢中になって遊んでいるときや窓の外の鳥を眺めているときなどにチェックしてみるときっと、イカ耳になっているでしょう。

5.怒怒怒怒

猫が怒っているとき、イカ耳になっているのを見たことはありませんか。彼らが怒るシーンは、ナワバリに侵入された、しつこくされた、嫌なことをされたなど、多くのパターンがあります。このときはあまり、近寄らない方がよいかもしれません。

恐らく、威嚇していたり、しっぽをベチベチ強く振っていたりと、その他の動作もしているはずです。それに気が付かないでいると、猫パンチを受けるなど痛い思いをするかもしれませんので、ご注意ください。

まとめ

猫がイカ耳になるのは、どちらかというとネガティブ寄りな理由が多いようです。

ただし、リラックスしているときも耳が少しだけ横向きになるため、見間違えないようにしなければいけません。飼い主さんが抱っこしたらリラックスでイカ耳になっているのに「イライラしてるの?」と勘違いしてしまったら、悲しいことになってしまいます。

ネガティブな理由でなっているイカ耳は、リラックスしているときよりもかなり角度がついて横向きになっているため、よく見れば判断できるはずです。

愛猫の「イカ耳」状態を見つけたら、ぜひそのときの愛猫の気持ちを正しく見極めてあげてください。

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