「ホンネを言えない・素を出せない女性」が男性にとってはNGの深~いワケ

傍らからみれば脈アリのように思えるのに「彼に嫌われるんじゃないかと思うと、不安で自分の本音が言えない……」と悩む女性は少なくありません。

「彼の前で素が出せない」という悩みは時間と共に深刻になるもの。早めに解決しておくのがおすすめです。

今回は、気になる男性の前でありのままいられない人が男性から敬遠される理由をご紹介します。

「ホンネを言えない女性」が男性にとって“NG”になるワケ

作られた“女性像”に嫌悪感を抱くから

男性はそもそも「どちらが上か下か」という競争社会で生きてきた、直感的な生物です。本音をぶつけ合い物事の白黒をつけてきた彼らに対して、女性はオブラートに包みながら物事を進めがち。そのため、本音を隠されていると「マイナスなことでもいいから言ってほしい!」とイライラが爆発してしまうのです。

社交的で世渡りが上手な女性こそ本音を隠しやすい傾向にありますが、本来の自分では取らない行動を選択しつづけていると、いつか心が疲れてしまいます。それは「理想の女性でいたい」と思うあまりに、本当の自分から遠く離れてしまうためです。

それでも「私は演じてなんてない!」と感じている女性は、まだ限界が来ていないだけ。その限界は、あなたの「好き」か彼の「辛抱」と同じだけ続きます。彼の嫌悪感が高まる前に、本来の自分を少しずつ出す努力をしてみましょう。

心を開いてもらえない不信感が膨れるから

仕事で考えるとイメージしやすくなるかと思いますが、本音を出さない人に対してはこちらも正直になりづらくなるはず。これは恋愛においても同じことが言えます。心を開かないままで接し続けていると、かえって彼の不信感を膨れ上がる可能性が高まってしまうのです。

「本音で語ること=わがまま」であると思い込み、嫌悪感を抱く人も少なくありません。それもまた優しさでもありますが、本音の出し惜しみが信頼関係にも関わりかねないと念頭に置きましょう。

「不満が爆発するのでは…」と不安に思うから

言いたいことを飲み込んだり、不安を口に出せなかったりした女性は、その「心配」を少しずつ彼への「不満」に形を変化させます。そして、心の奥底にため込んだものを爆発させてしまうのです。

そんな爆発を過去の恋愛で経験した男性は「この女性も、いつか爆発する?」と警戒心がマックスの状態になります。女性の突発的な爆発は、男性を困惑させてしまうのです。

男性からすると「なんで今!?」「俺なんかした?」と思うようなタイミングであることもしばしば。その結果、距離を置くことになってしまうなど悪い結末を招きかねません。

「本音はタブー」という気がするから

どんなにごまかすのが上手な人であっても、なんとなくの雰囲気で本音を出していないことは相手に少なからず伝わるでしょう。そして、誰に言われるでもなく「この人の前で本音を出してはダメだ」とレッテルを貼り付けることになります。自分で自分を縛ってしまうのです。

しかし、これはあくまで互いにかけるくさびのような緩い縛り。そして厄介なことに、この縛りは人に言われるよりも窮屈さを感じてしまいやすくなります。空間の居心地を自分で悪くしてしまうため、なるべく避けたいものです。

顔色を伺われるのが苦手だから

男性には、余計な気を使われることに苦手意識をもつ人も少なくありません。たとえば、「○○(男性)の行きたいところにしよう」「夕飯は○○の好きなものにする?」など優先権を渡されることに過剰に反応する人は、そのタイプの傾向があるといえるでしょう。

「相手に嫌われるのが怖い」「相手に好かれたい」という気持ちが強い女性のなかには、男性の顔色ばかり伺ってしまう人もいます。恋愛は素の自分を遠慮なく出せてこそ成り立つもの。そのためには、彼からの評価をいったんリセットする勇気も必要です。

恋をしていると「相手も自分のことを好いてくれればいいな」という期待が出てきます。それは付き合った後や結婚した後も同じく続きます。相手を好む気持ちがお互いに同じであればあるほど、ふたりの関係は上手くいきやすいものなのです。

まずは、少しずつで良いので彼に気持ちを伝えるようにしましょう。言いづらい場合は「嫌われるのが怖かった」という事実を伝えると吉。彼に正面から否定してもらうことで、心の重荷はだいぶ軽くなるはずです。

嫌なことは「イヤ」とハッキリ断ったり、些細な悩みでも彼に相談したり……彼とのコミュニケーションを充実させることがお互いの理解につながります。お付き合いに不安を感じたときには、彼との時間が減っていないか見直してみるのもよいですね。

(mimot.(ミモット)/ 花輪 えみ)

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