U-16フランス代表MFエタン・ムバッペ(16)が、パリ・サンジェルマン(PSG)とのプロ契約締結へ交渉を進めているようだ。フランス『レキップ』が報じている。
フランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)を実兄に持つエタンは、2017年にフランス屈指の育成組織を持つPSGのアカデミーに加入。176cmのセントラルMFは、かつてレアル・マドリーで活躍した元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドを彷彿とさせる、高精度の左足を生かしたパスと戦術眼を特長とするエレガントなMFと評される。
その逸材は今月20日にパルク・デ・プランスで行われたリーグ・アン第17節のメス戦で後半終盤に途中投入され、待望のファーストチームデビュー。短い時間ながら兄キリアンと公式戦での初共演も果たした。
エタンとPSGはプロ契約を結んでおらず、現行のインターン契約は今シーズン終了までとなっている。そのため、同じタイミングでクラブとの契約が終了する実兄と共に来夏クラブを離れ、兄弟で新天地に渡る可能性も取り沙汰される。
しかし、今回の報道によると、エタン自身はクラブに強い愛着を持っており、兄の去就に関わらず、残留への意思を示しているという。そして、エタンの側近とクラブの交渉は依然として“オープン”な状況にあるとのことだ。