栃木SC"田中誠"新監督が就任会見で意気込み「過去最高順位の9位以内を目標に」

 サッカーJ2・栃木SCで、来シーズンから指揮を取る田中誠新監督が、12月26日に宇都宮市で就任の記者会見を開き意気込みを語りました。

 田中監督は、静岡県出身の48歳で現役時代のポジションはディフェンダー。1996年のアトランタオリンピックで日本代表がブラジル代表を1対0で破った「マイアミの奇跡」を経験、その後のA代表では32試合に出場。2006年のワールドカップドイツ大会のアジア予選突破に貢献しました。

 現役引退後は古巣のジュビロ磐田で後進の指導や強化を担当、Jリーグクラブのトップチームで指揮を取るのはこれが初めてです。自身が監督を目指しクラブが「チャレンジ」を掲げる中で、2023年11月中旬に打診を受け、挑戦を決めたということです。

 J1と代表経験が豊富な新指揮官は、栃木のスタイルである「堅守速攻」を磨き、過去最高順位の9位以内を目標に掲げました。新チームでは、まずボールを奪いに行く守備の連携とグループ戦術の強化に取り組み、そこから得点力不足の解消につなげるとしています。

 新チームは、2024年1月上旬に始動する予定で19位からの巻き返しを狙います。

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