中学生が1日環境森林部長を体験 「栃木の森林に関心を」

 宇都宮市の中学生が、12月26日に栃木県庁で「1日環境森林部長」を体験しました。

 1日環境森林部長体験は、栃木県内の子どもたちに栃木の森林について考えてもらおうと開催された作文コンクールで、最優秀賞を受賞した人に贈られる副賞として企画されたものです。

 1日部長に就任したのは、宇都宮短期大学附属中学校2年生の浅石奈々葉さんです。多くの栃木県民に森林を身近に感じてもらう取り組みを考案して作文にまとめたことが評価され、200点を超える応募の中から最優秀賞に輝きました。

 はじめに辞令の交付式が行われ、環境森林部長から辞令と名刺が手渡されました。最初の仕事は取材の対応で、記者からの質問に対して自身が書いた作文の内容や部長の仕事の抱負などについて堂々と話しました。

 続けて、県議会を訪れ就任の報告。県議会の佐藤良議長と関谷暢之副議長は「栃木県の森林を、世代を超えて引き継いでいけるよう議会としても努力したい」「部長として、環境森林部に忌憚のない意見を言ってほしい」などと言葉をかけました。

 浅石さんはこの後、栃木の森林を守るための寄付に対する感謝状の贈呈式にも出席し1日部長の仕事を終えました。

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