福田富一(ふくだとみかず)知事は、17日に終了したNHK大河ドラマ「どうする家康」が本県にもたらした経済効果について「影響は限定的だったと思うが、最終回で日光東照宮が紹介されたので初詣などで参拝客が増えることを期待したい」と述べた。
放送内容については「脚本の性格上、静岡県以西が中心の番組づくりとなったことはやむを得ないが、もっと栃木のことも取り上げてほしいという思いもあった」と複雑な心境をのぞかせた一方、最終回の後に家康役の松本潤(まつもとじゅん)さんが日光東照宮を訪れる様子が放映されたことに触れ「これを機に皆さんがお出かけしてくれたら」と話した。
福田知事は昨年11月、東京のNHK放送センターを訪れ、県内の徳川ゆかりの地での撮影を要望していた。