備蓄の非常食“第二の人生”へ…パンの缶詰、五目ごはんなど、フードバンクへ寄贈 武蔵コーポレーション

食料を寄贈した武蔵コーポレーションの太田大作専務取締役(右)とフードバンク埼玉の永田信雄理事=25日午後、埼玉県さいたま市大宮区の武蔵コーポレーション本社

 武蔵コーポレーション(埼玉県さいたま市大宮区、大谷義武代表取締役)は25日、防災用品として備蓄していた食料品などをフードバンク埼玉(同市浦和区)に寄贈した。食料品は県内の生活困窮世帯に配布される。

 食料品は社内で備蓄されていたが、期限が近くなったことなどから寄付することを決めた。同社がフードバンクに食料品を寄贈するのは初。

 贈られたのは500ミリリットル保存水480本、ドライカレーや五目ごはんなどの非常食450袋、パンの缶詰264缶。

 武蔵コーポレーション本社で行われた寄贈式で、同社の太田大作専務取締役は「今後も本業を通じて地域社会に貢献していくことはもちろん、地域社会の方々により喜んでいただけるような会社になれれば」、フードバンク埼玉の永田信雄理事は「まだまだ支援が必要な世帯は多い。たくさん寄付していただき感謝している」と話した。

© 株式会社埼玉新聞社