日光の新マラソン大会名称決定 24年6月開催、参加募る

 【日光】杉並木マラソンに代わり、来年開催される新たなマラソン大会の名称が26日までに「NIKKO RUN(日光ラン)2024」に決まった。

 大会は6月9日、今市地域の大谷川沿いで10キロ、5キロ、2キロの3コースで健脚を競う。主催する市教委は「大谷川沿いを走り、初夏の風を感じるコース。比較的平たんでタイムも出やすい」と参加を呼びかけている。

 参加者の募集は市民が2月中旬ごろ、市外の一般参加者は同月下旬ごろ開始する。千人程度の参加者を見込んでいる。

 「日光杉並木マラソン大会」は旧今市市時代、「栃の葉国体」があった1980年から続いていた。8月に開催する夏の恒例イベントとして親しまれ、市内外から毎年3千人近い参加者があったが、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年から休止。さらにバイパスの開通などで杉並木のあるコースには落ち葉などが堆積し、葉の油分で路面が滑りやすくなるなどコースコンディションが悪化。近年の猛暑もあり、22年度末に廃止を決めた。

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