きょう（水）午後は日本海側で雲が多く、北陸から北日本にかけてはこの時季らしい寒さが続きそうだ。北海道は夕方にかけて、雪を伴った強風や高波に注意が必要となる。一方、太平洋側は午後も晴れて、東海から西は日差しが暖かい見込み。ただ、空気の乾燥した状態が続くので、火の取り扱いに注意が必要だ。

比較的穏やか

　今夜～あす（木）日中も、太平洋側は晴れる所が多い見込み。気温はきょうと同じくらいで、朝は冷え込んでも昼間は西日本を中心に暖かさを感じる地域が多そうだ。北陸もあす（木）日中は晴れ間があるが、遅い時間には低気圧の影響で、東北を含めて雨や雪が降る見込み。ただ、長く続く降り方ではなく、その後30日（土）にかけても狭い範囲で断続的に降水があるくらいとなりそうだ。

大晦日は雨

　一方、30日（土）午後は天気が西から下り坂に向かう見込み。西日本は湿った空気が流れ込み、夜以降は九州や四国で雨雲がかかり始めそうだ。31日（大晦日）日中は、関東など東日本でも雨が降る見通し。太平洋側は雨の降る時間はそれほど長くはないが、沿岸部を中心に風が強まる点に注意が必要だ。なお、日本海側は大晦日の夜にかけても雨や雪が降り、風の強い状態が続く見込み。

天気変化早い

　1日（元日）は太平洋側で天気が回復するが、日本海側は午前中、雨や雪の降る所が多い見通し。また、東・北日本を中心に、朝まで北よりの風が強いので、屋外に長く居るような場合は風を通しにくい服装が良さそうだ。2日（火）～3日（水）は、日本海側を中心に天気が変わりやすく、太平洋側も3日（水）は雲が多くなりそうだ。

（気象予報士・高橋和也）