北海道日本海側 夕方からあす(水)はふぶく所も 太平洋側は乾燥した晴天続く

 きょう(火)午後は、北陸や北日本で雨や雪が降り、北海道の日本海側は夕方からあす(水)午前中にかけてふぶく所がある見込み。急な風の強まり、見通しの悪化による交通障害、湿った雪による着雪に注意が必要となる。一方、太平洋側は晴れる所が多く、関東から西は気温が13℃前後まで上がりそうだ。

北海道ふぶく所も

 発達する低気圧の影響で、北陸から北日本は雨や雪の範囲が広がる見込み。東北の日本海側や北陸は雷を伴う所があるため、今夜にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。北海道は夕方から西寄りの風が急に強まるおそれがあり、あす(水)午前中にかけてふぶく所がある見通し。なお、きょう(火)は東北や北陸で気温が上がるため、積雪の多い地域はなだれや落雪に注意が必要だ。

 あす(水)も日本海側は雲が多く、北日本は風の強い状態が続く見通し。北海道は真冬並みの寒さとなり、日本海側は雪の量が多くなる所がありそうだ。ただ、28日(木)は山陰や北陸でも晴れ間が戻り、29日(金)にかけては東北の日本海側を含めて晴れの範囲が広がる見通し。太平洋側は金曜日にかけても晴れる所が多く、気温が高めの状態が続きそうだ。

年内にもう一度雨

 30日(土)も晴れる地域が多いが、31日(大晦日)は低気圧の通過で全国的に天気が荒れるおそれがある。気温が高めで降れば雨の地域が多いものの、低気圧の通過後、大晦日の夜~元日の午前中は冬型の気圧配置となる見込み。予想よりも気温が下がり、吹き付ける北風が冷たく感じるかもしれないので注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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