【ホープフルS/穴ライズ】「能力は一級品、前走で再確認したポテンシャル」 単勝オッズ“2桁”想定の刺客

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■ショウナンラプンタ

重賞初挑戦となった前走の東京スポーツ杯2歳Sは、やや出負け気味のスタートから、道中もあまり進んでいかず最後方待機。直線に向くと馬群の間を縫うように伸びたが、シュトラウスらを捕らえるに至らず4着に敗れている。上がりはメンバー最速の33秒9と力の一端は見せたものの、直線でも内にモタれるなど終始スムーズさを欠いており、この敗戦は参考外としていい。

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デビューは9月の阪神芝2000m戦で、中団追走から直線では他馬をねじ伏せるかのように伸びて快勝している。2馬身半差の2着サトノシュトラーセは、次走で勝ち上がり、先日のラジオNIKKEI杯京都2歳Sでシンエンペラーの3着だった実力馬。ショウナンラプンタはこれに楽々と先着しているあたり、ポテンシャルは一級品だ。

前走はやや距離が短かったようで、楽勝だった新馬戦と同じの右回り2000mになるのはプラス。過去10年で、2勝をはじめ最多タイの6頭が馬券圏内に好走している6枠に入ったのも、レースがしやすそうで好感が持てる。前走の敗戦で馬券の妙味は増しているだけに、積極的に馬券に組み込んでおきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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