【ホープフルS/穴ライズ】「メンバー随一のレースセンスと成長曲線で一発あり」 前日“8人気”前後の盲点

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■シリウスコルト

今年の7月、夏の福島開幕初日の芝1200m戦でデビュー。二の脚がつかず後方からのレースとなり、道中はおっつけながらも勝負どころを迎えるまで馬群の中でじっと我慢。直線を向き進路が開け、残り200mで左ステッキが入ると、そこから鋭い伸び脚を見せてデビューVを決めている。スプリント戦はやや忙しい印象。

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400mの距離延長となった前々走・新潟2歳Sは、上がり2位の脚で追い込むも勝ち馬アスコリピチェーノに及ばず5着まで。前走はさらに距離を伸ばして2000mの芙蓉Sに出走すると、2着馬キャントウェイトに2馬身差を付けて快勝した。道中の追走には余裕があり、勝負どころでの手応えも十分。現状はこのくらいの距離が良さそうで、ホープフルSと同じ舞台で勝利を飾れたことも大きな自信になる。

どんな流れにも対応できそうなレースセンスがあるうえに、前走はデビュー戦と比較してプラス18キロと、経験を重ねるごとに成長している。中山の急坂も問題にしなかったパワーがあり、条件もぴったり。一発の可能性を大いに秘めているだけに、買い目には加えておきたい一頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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