戦闘が続くパレスチナのガザ地区に救援物資を届けに行った男性が広島市内で活動報告会を開きました。
現地で感じた戦地の厳しさとは。
ガザに救援物資を届けに行った森下雄一郎さん
「ガザの子どもたちに少しでも、1日の命かもしれないけど、それでも届けたいという思いで」
18日、報告会を開いたのはアメリカの元プロバスケットボール選手で
現在は世界各地を回り平和活動を行っている森下雄一郎さん(42)です。
森下さんは11月イスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘が続くパレスチナのガザ地区に
救援物資を届けるため隣国エジプトに渡りました。
しかし…
森下雄一郎さん
「検問所を通過することができなくて、またエジプトのカイロに戻された。
エジプト軍の本部にもアプライ(申し出)しに行ったがそれでも難しくて」
森下さん自身が物資を直接届けることはできませんでしたが
ガザ近郊に住む現地の人を通じて水や食糧品などが届けられたということです。
森下雄一郎さん
「物資って日本で考えると購入して届けるだけと思われるが、それなら1日で終わるが、
なかなかそうはいかなくて届けることすら許されないなかで他のことを探ってみたり。
これだけの出来事なんですけど2週間もかかっている」
森下さんは自身の活動を動画サイトなどで発信することで
少しでも多くの人に世界で起きている問題に関心を持ってほしいと考えています。
森下雄一郎さん
「国境を越えてでもみんなで助け合えるのは世界平和のファーストステップみたいな、大事にしたいといつも思っています」