世界的指揮者の佐渡裕(ゆたか)さんが指導する「スーパーキッズ・オーケストラ」の卒業生でつくる弦楽合奏団「スーパーストリングスコーベ」が27日、神戸市中央区東川崎町1の神戸新聞松方ホールで定期公演を開き、約700人が音色に酔いしれた。
HKMエンタープライズ、早駒運輸、神戸新聞社などの主催で6回目。今年はラグビーワールドカップ(W杯)がフランスで開かれたこともあり、「フランスより愛を込めて」と題して演奏を披露した。
モーツァルトやチャイコフスキーといったクラシックの大家による名曲のほか、ビゼーやラベルら同国ゆかりの作曲家による曲目も。またラグビージャーナリストの村上晃一さんがオリジナルの詩を朗読し、W杯で流れる曲「World in Union(ワールド・イン・ユニオン)」が彩りを添えた。
最後はアンコールに応えて佐渡裕さんがステージに上がって指揮をとり、場内の盛り上がりは最高潮になった。(安福直剛)