受けた恩を次の人へ 子どもたちに恩送り伝える 小山市にある餃子店「ぎょうにんべん」

 自分が受けた恩を別の誰かに送る「恩送り」を伝えようと、小山市の餃子店で12月27日子どもたちに餃子が振る舞われました。

 小山市にある餃子店「ぎょうにんべん」では、客から募った代金で子どもたちに餃子を提供するイベントを2023年11月から行っています。3回目になる今回は佐野市の少年野球チームを招待し、訪れた子どもたちは笑顔で餃子をほおばりました。

 店主の相原陽介さんは過去に経営していた会社が倒産し、約1億円の負債を抱えていたところ飲食店を経営していた知人に救われたことから、その恩を他の誰かに広めていきたいと考えこの取り組みを始めました。

 相原さんの考えに共感した常連の客たちが餃子の代金を先に支払う「恩」を送り、今回その「恩」を受けた子どもたちはこの「恩」を別の誰かにどのように返すかを宣言しました。

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