阪神・平田ヘッドコーチ(今福町出身) 松浦市役所に日本一報告 来季の抱負語る

友田市長に日本一の実感や来季の抱負を話す平田さん(右)=松浦市役所

 プロ野球阪神タイガースのヘッドコーチとして38年ぶりの日本一に貢献した長崎県松浦市出身の平田勝男さん(64)が27日、同市役所を訪れ、11月の優勝記念パレードで味わった喜びや来シーズンの抱負を語った。
 平田さんは同市今福町で生まれ育ち、海星高2年の時に夏の甲子園でベスト4に進出。明治大を経て1981年、阪神に入団し85年の日本一の際も野手として攻守で活躍した。94年の引退後はヘッドコーチや2軍監督などを歴任。今季再びヘッドコーチに就いた。
 85年にはなかった優勝記念パレードで、平田さんは「ありがとうという沿道からの声に胸が熱くなった。あの空気感は選手の自信になった」と述べた。「優勝旅行までは余韻に浸っていたが、もう気持ちを切り替えている。連覇し85年より強いと言えるようにしたい」と来季への決意を述べた。
 友田吉泰市長は、平田さんに「アジフライTシャツ」など松浦関連グッズを贈呈。平田さんは「野球に限らずいろんなスポーツでまちが元気になってほしい」と古里への期待感を示した。

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