ニセ電話詐欺 70代男性610万円被害 架空料金請求で 五島署

 五島署は27日、五島市内の70代男性が架空料金請求で610万円をだまし取られたと発表した。
 同署によると、男性は11月12日、携帯電話に「重要な話があるので電話して」というショートメッセージを受信。指定の番号に電話すると、日本ネットワークセキュリティ協会の「ハセガワ」を名乗る男から「あなたの携帯がウイルスに感染している。その影響で93人が被害に遭った」「救済のため金を振り込んで」などと言われた。
 信じた男性は12月6日までの間、13回にわたり金融機関のATMで計610万円を振り込んだ。不審に思い、市消費生活センターに相談した。
 同署は「メールや電話でのお金の請求は詐欺を疑い、必ず家族や警察に相談を」と呼びかけている。

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