2次、3次下請けにも補償 ダイハツ、認証不正問題で

ダイハツ工業のロゴ

 車両の認証不正問題で国内全ての完成車工場で生産を停止したダイハツ工業は28日、オンラインの記者会見を開き、直接取引のない2次下請けや3次下請けなどの部品メーカーへの補償も行うと発表した。直接取引のある主要な部品の仕入れ先423社とは補償に向けた個別交渉を開始している。

 ダイハツは26日、大阪府池田市の本社工場第2地区の稼働を停止し、4府県にある工場が全て止まった。27日に部品の納入が減少する仕入れ先を対象に説明会を実施したという。

 帝国データバンクはダイハツに自動車部品などを納入し、売上高の1%以上を依存するサプライチェーン企業が国内に8136社あると推計している。

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