広島市役所で年内仕事納め「今までなかった行政側の視点を」バス会社から出向 来年への思いも新たに

広島県内の官公庁では、28日が2023年の「仕事納め」です。バス会社から広島市役所に出向した職員は、2024年に向けての思いを新たにしていました。

広島市道路交通局の公共交通政策部では28日、来年用の新しいカレンダーが用意されていました。この部署は、2024年4月から、広島県内8つのバス会社との「共同運営システム」が始まるのを前に、2023年7月に新設されました。

また、組織体制を強化するため、バス会社の職員3人を同時に受け入れました。

3人は、バスの乗り降りのデータから、利用状況などを分析する業務にあたっていて、2024年以降も、「共同運営システム」の詳細を練るとしています。

広島バスから出向 福住敏樹さん
「市役所で勤務することは想像もしていなかった。今までなかった、行政側の視点を感じている」

広島交通から出向 宮濱大智さん
「バス路線の存続に向けた取り組みに対して、バス事業者ならではの新たなアイデアを出して、貢献したい」

広島電鉄から出向 高村弘樹さん
「(共同運営システムは)広島市のバス輸送のあり方を大きく変える。より便利になるよう、尽力したい」

広島県内の官公庁の仕事始めは、2024年1月4日です。

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