離島公民館にリモート窓口 福岡市、高齢者支援も

福岡市・志賀島の公民館に設置された「リモート窓口」=21日

 離島や郊外の住民を対象に、福岡市がビデオ通話で行政手続きを支援する「リモート窓口」を始めた。高齢者らは役所に出向かなくても記入事項などを職員に相談できる。市サービスデザイン課は「身近な公民館を活用した取り組みは珍しい」としている。

 市によると、志賀島や玄界島などの離島や区役所から遠い地域で2023年11月末~12月中旬、公民館や出張所など計13カ所に設置した。専用のタッチパネル式の端末を1台ずつ置き、住民が書類を記入するための机と椅子も用意した。

 タッチパネルに触れると区役所の担当課につながり、モニター画面を通して職員から説明を受けられる。

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