シニア層、モーニング目的25% 岐阜、愛知の喫茶店調査

愛知県一宮市の喫茶店で提供されるモーニング。コーヒー1杯でパンや果物などがつく

 岐阜、愛知両県のシニア層はモーニングに熱い支持―。岐阜市の地銀系シンクタンクが行った喫茶店・カフェに関する意識調査で、喫茶店などに「よく行く」と答えた人のうち、利用目的に「モーニングサービス」を挙げた人は両県の60代以上で25.0%に上った一方、50代は17.8%、40代は9.5%だった。

 飲み物を頼むとパンや果物などがつくモーニングサービスは両県の喫茶店やカフェで定着しており、利用目的にモーニングを選んだ人は両県の30代で6.5%、20代で10.5%だった。

 調査は十六総合研究所が今年8月、インターネット上で実施。岐阜県と愛知県、両県を除いた全国(以下、全国)でそれぞれ420人、計1260人から回答を得た。

 調査では喫茶店などへの1カ月当たりの平均支払額を利用目的別で尋ねた。モーニング利用時は岐阜1062円、愛知982円で、全国は949円だった。

 地域、年代別で支払額が最も高かったのは愛知の60代以上の1867円。次いで岐阜の50代(1489円)、全国の60代(1100円)と続いた。

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