栃木県は28日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。18〜24日の1週間に報告された感染者は計388人(前週353人)で、1機関当たりの平均は5.11人(同4.64人)。4週連続で増加した。
6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは安足が9.00人。県南が6.47人、県北が6.29人、県東が3.13人、宇都宮市が2.83人と続き、最も少ない県西は1.88人だった。
年代別では10歳未満が68人で最多。40代50人、20代49人、10代と50代が各41人、60代39人などと続く。
クラスター(感染者集団)は高齢者施設で6件、障害者施設で2件発生した。
新規入院者は前週と同数の76人。1週間平均の入院者は124.6人で、前週比13.2人増だった。
一方、インフルエンザの感染者数は計1538人(同2162人)、1機関当たりの平均は20.24人。48医療機関で確認された咽頭結膜熱は計107人(同140人)、1機関当たりの平均は2.23人。いずれも減少傾向にあるが高い水準で、流行の「警報レベル」にある。