ミラン首脳陣、ピオーリ監督の後任を探す トップターゲットとしてデ・ゼルビやコンテの名前も

写真:試合前に抱擁を交わしたピオーリ監督(右)とフィリッポ・インザーギ監督(左:サレルニターナ)

ミランはステファノ・ピオーリ監督の後任を探しているようだ。イタリアメディア『Football ITALIA』が報じている。ミラン首脳陣はピオーリ監督の解任に対して前向きな態度を示しているが、適切なタイミングを待っており、早急な決断は考えていないという。

今夏の移籍市場でクリスティアン・プリシッチ、サミュエル・チュクエーゼ、ルーベン・ロフタス=チークなど大型補強をしたものの、思うような結果を得られていないことから監督交代を検討しているようだ。

現在ミランはリーグ戦で首位インテルと勝ち点差11の3位に位置している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではドルトムント、パリ・サンジェルマン、ニューカッスルと同じグループの“死の組”に組み込まれ、3位となりヨーロッパリーグへと回ることになった。

ピオーリ監督は、マルコ・ジャンパオロ氏の後任として2019年の10月にミランの監督に就任。就任当初は結果が出なかったが、時期が進むに連れチームを上昇させた。2020-21シーズンはセリエAで2位に導き、8シーズン振りのCL出場権を獲得。2021-22シーズンには11シーズン振りのスクデット獲得に貢献した。

現在、ピオーリ監督の後任として現実的な候補に挙がっているのは、ミランのレジェンドでありプリマヴェーラの監督を務めるイニャツィオ・アバーテ氏だという。しかし、ミラン首脳陣はアバーテ氏の昇格は時期尚早と考えており、今シーズンの終了を待つ意向のようだ。

そして来夏のトップターゲットとしては、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督と現在フリーで休暇中のアントニオ・コンテ氏の名前が挙げられている。他にも、クリストフ・ガルティエ氏やマルセロ・ガジャルド氏も後任候補として考えられているようだ。

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