氷見でお菓子の美術館 本物?食べたくなる名画や動物のアート スイーツデコの第一人者 渡辺おさむさん

「お菓子の美術館」のイメージ(撮影IIDAKAZUNA)

  ●5月・市芸術文化館/作品と撮影、制作体験

 樹脂などで本物そっくりに作られた「スイーツ」で彩られたアート作品を展示する「お菓子の美術館~渡辺おさむ スイーツアートin氷見~」が来年5月3日から30日まで氷見市芸術文化館で開かれる。お菓子でできた動物の森や水族館、ゴッホやフェルメールの名画などが登場。カラフルで夢あふれる世界を体験してもらう。

 氷見市文化振興財団、氷見市、同市教育委員会、富山新聞社、北國新聞社、北日本放送が主催する。

 現代美術作家の渡辺さんは「スイーツデコ」の技術をアートに昇華させた第一人者。まるで食べられそうなホイップクリームや生クリーム、ケーキやチョコレートなどのお菓子を使って動物や絵画にデコレーションを施し、かわいくて気品あふれる作品を発表する。

 「スイーツ美術館」では、ゴッホやフェルメール、葛飾北斎など誰もが知る名品を展示。動物の森や水族館では「デコ」られた動物が魔法でつくられたような世界に誘う。

  ●オリジナル作制作し初公開

 渡辺さんが氷見展に合わせてオリジナル作品を制作し、初公開するのも見どころの一つ。お菓子の作品の中に入り込んで撮影できるフォトスポット、渡辺さんが制作したアニメーション作品の上映もある。ギャラリートーク、技術を体験できるワークショップなど関連イベントも盛りだくさんとなっている。

 入場料は一般1200円(前売り1000円)、大学・高校生800円、中学生以下は無料。障がい者手帳持参者は600円。前売り券の発売開始は3月23日を予定する。問い合わせは富山新聞社営業事業部=076(491)8118=まで。

渡辺おさむさん

© 株式会社北國新聞社