青空の下、銀世界 蔵王にぎわう

一面の銀世界を楽しむ外国人観光客ら=山形市・蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺

 雲一つない青空が広がった28日、国内外の観光客が山形市の蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺で銀世界を楽しんだ。成長中の樹氷を前に撮影したり、パウダースノーで遊んだりする姿が多く見られた。

 蔵王山麓駅の駐車場には海外客を乗せた大型バスが出入りするなど、大勢の観光客が訪れた。地蔵山頂駅まで乗り込むスキーヤーやボーダーも。仲間とスキーを楽しむという広島県安芸高田市の石橋信弘さん(79)は「30年ぶりに来た。雪景色がきれいだね」と話していた。

 今シーズンは降雪量が少なく、蔵王温泉スキー場は安全に滑走できないとして大森ゲレンデなど一部を閉鎖中だ。樹氷の形成は例年より遅いものの、少しずつ育っている。

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