ウェストハムとのロンドン・ダービーに敗れたアーセナルが首位陥落…【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ第19節のアーセナルvsウェストハムが28日にエミレーツ・スタジアムで行われ、0-2でウェストハムが勝利した。アーセナルの冨安健洋はケガのため欠場している。

前節のリバプール戦を1-1の引き分けで終えた2位アーセナル(勝ち点40)は、その試合のスタメンから出場停止のハヴァーツにトロサールを中盤で起用。ジェズス、サカ、マルティネッリを3トップに据えた[4-3-3]で試合に臨んだ。

前節マンチェスター・ユナイテッドに完勝した7位ウェストハム(勝ち点30)に対し、アーセナルは13分に失点する。エメルソン・パルミエリの左クロスが守備に戻った6のクリアミスを誘うと、こぼれ球を反応したボーウェンがゴールエリア左深くのライン際から折り返しを供給。最後は中央のソウチェクがゴールに流し込んだ

先制を許したアーセナルはすぐさま反撃。すると30分、ボックス右から侵入したジェズスのクロスからサカがヘディングシュートを放ったが、これはGKアレオラのファインセーブに阻まれた。

攻勢を続けるアーセナルは、37分にもウーデゴールのパスでボックス右に侵入したサカの折り返しからマルティネッリがダイレクトシュートでゴールを狙ったが、これは枠の右。さらに42分には、ウーデゴールのラストパスからボックス右深くまで侵入したサカに決定機が訪れたが、シュートは右ポストを直撃した。

迎えた後半は1点ビハインドのアーセナルが主導権を握ったが、再びスコアを動かしたのはウェストハムだった。55分、ウォード=プラウズの左CKをマヴロパノスがヘディングシュートで合わせると、クロスバーの内側を叩いたボールがそのままゴールに吸い込まれた。

2点を追う展開となったアーセナルは、64分にマルティネッリとジンチェンコを下げてエンケティアとネルソンを投入。すると66分、ウーデゴールのパスからボックス右深くまで抜け出したホワイトがクロスを供給。これをファーサイドのジェズスが頭で合わせたが、シュートは枠の上に外れた。

その後も猛攻を続けるも1点が遠いアーセナルは、79分にトロサールを下げてスミス・ロウをピッチに送り出す。しかし、重心を後ろに置きながらボーウェンらの個人技でカウンターを仕掛ける割り切った戦い方にシフトしたウェストハムを崩しきれず、時間が経過。

するとアーセナルは、後半アディショナルタイム5分にボックス内でライスがエメルソンを倒してPKを献上。しかし、ベンラーマのPKはGKラヤが完璧なPKストップを見せたが、試合はそのまま0-2でタイムアップ。

ロンドン・ダービーで公式戦3試合ぶりの黒星を喫したアーセナルが首位から陥落した。

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