レース予想初心者でも予想しやすい「モーニングレース」とは!?『究極のボートレースガイドブック』

永島流レース予想実践編!!

さあ、それでは今までお伝えしてきたいろいろなボートレース予想の知識を踏まえて、実際のレースの予想方法をご披露しましょう!レース場にいるなら出走表を手に持ち、自宅で楽しんでいるならボートレースオフィシャルホームページを参考に予想しましょう!ずっとお伝えしているとおり、ボートレース予想の基本は「インが強い」ということ。

なので、まずはインが勝てそうな確率の高いレースを狙ってみましょう!最近のボートレースにはモーニングレースというものがありまして、普段は10時ぐらいから(スタート展示が)始まることが多いのですが、それよりも早い8時過ぎから始まるレースがあります。現状は5つのレース場で開催中。このモーニングレースの特徴は「シード番組が多い」ということ!シード番組とは、決まった枠番にA級のレーサーが入り、他の枠番にはB級のレーサーが比較的多く入るレースです。

そうなると自然に力上位のA級のレーサーが勝ちやすく、A級レーサーから舟券を狙いやすくなります。その中でもモーニングレースの1レース目はかなり極端なシード番組が組まれているレース場が多いのです。1号艇にA級レーサーが入り、そのほかは全部B級レーサーとなると、絶対的に1号艇が人気を集めます。もちろんこのときの1号艇が1着以外になると配当はかなり高くなりますが、こういったシード番組は素直に1号艇から狙うのがいいと思います。

ボートレース用語

『番組』

番組というのは各レースの呼び名。1日12レースがまとまったものを番組表と呼んだりします。何レースに誰が何枠で走るかを各レース場の番組編成という担当の人が組んでいます。同じ選手が何レースも続けて同じ枠番だったりすることがないのはこのためです。一般戦では各レース場の特徴を出した様々な企画番組が組まれます。

企画番組の多くはシード番組となっていて、本命党の人が当てやすいように配慮されていますので、ビギナー向きと言えるでしょう。しかし、その人気のA級レーサーが勝てなければ超高配当になることも!ぜひ各場の趣向を凝らした企画番組に注目してほしいと思います!

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

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